味覚障害
味覚障害
症 状
味がわかりにくい。おいしくない。
原 因
- 体内亜鉛不足:味覚細胞の再生に亜鉛が必要です。亜鉛は重要です。
- 体内鉄不足:これも味覚障害を来します。
- 薬剤性(高血圧の薬、睡眠薬、抗不安薬など)
いろいろな薬剤で報告があります。たくさん飲んでおられる方も多いですし、長年飲んでいた薬が原因のときもあります。このため判断が難しいです。また中止できないこともしばしばあります。 - かぜを引いたときに味がわかりにくくなるように、鼻がつまってにおいがわからなくなっても味がわからなくなります(風味の障害)。
- 内科的疾患 腎障害 肝障害 糖尿病など。
- 口の乾燥、口の不衛生、口の真菌症など。
- 胃の手術後。
検 査
採血:亜鉛、銅、鉄、貧血、腎機能、肝機能、糖尿病のチェックなど。
治 療
亜鉛製剤や鉄剤によって栄養状態改善をはかります。
亜鉛製剤による効果は70~80%くらいと言われています。
亜鉛製剤は効果が出るまでに長くかかりますので3~6ヶ月の内服が必要となる場合もあります。