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顔面神経麻痺

顔面神経麻痺がんめんしんけいまひ

症 状

顔の片方が麻痺して表情の非対称が出現します。初期には水を飲んだ時や歯磨きの際に口の端から水が漏れる症状があります。原因によっては、耳周囲の皮疹や痛み、めまい、難聴といった症状を伴う場合があります。

 

原 因

お顔の麻痺が出現すると脳の異常ではないかと心配される方が多くいらっしゃいます。実際はヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスの再活性化によって、耳の奥の狭い骨のトンネル(顔面神経管)の中で顔面神経が腫れることが原因になることが多いとされています。

 

検 査

アブミ骨筋反射:麻痺の改善を予測する検査になります。
血液検査:ステロイド治療を行う上で支障となる合併症がないかをチェックする検査になります。

 

治 療
  • 顔面神経麻痺診療の手引きに準じて治療します。
  • 麻痺の程度と治療開始時期によって、治療内容は異なります。尚、発症から麻痺のピークである10日目くらいまでは、どのような治療を行っても麻痺は悪化するケースが多いです。
  • ステロイド剤を基本とし、必要に応じて抗ウイルス剤などを併用します。
  • 高血圧、糖尿病、緑内障、B型肝炎キャリアの方は、ステロイド治療で症状が悪化する場合があるため、二次病院をご紹介させていただくことがあります。

 

経 過

原因ウイルスの違いや基礎疾患の有無や治療開始時期の違いによって麻痺残存のリスクは異なります。

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